Cantina Giardino(カンティーナ・ジャルディーノ)

Cantina Giardinoは、イタリア・カンパーニャ州イルピニアに拠点を置くワイナリーです。アントニオ・ディ・グラツィアとダニエラ・デ・グラツィアにより2000年代初頭に設立され、地域に残る古木のブドウや伝統品種に光を当てたワイン造りが行われています。

古くからの畑を引き継ぎながら、土地に根差した生産が続けられています。畑は内陸の丘陵地帯に広がり、標高のある環境と昼夜の寒暖差が特徴です。火山性土壌を含むこの地域では、ブドウはゆっくりと成熟し、酸とミネラルのバランスに影響を与えます。栽培は有機的な手法に基づき、化学的な農薬や除草剤に頼らない管理が実践されています。

フィアーノやグレコ、アリアニコなどの土着品種を中心に、古木のブドウが多く用いられます。醸造では野生酵母による発酵を基本とし、大樽やアンフォラを用いた熟成が行われるキュヴェも見られます。無濾過で瓶詰めされるワインは、土地の個性をそのまま映すスタイルです。

深みのある果実としなやかな酸、そして静かに広がる余韻。その重なりの中に、イルピニアの時間の流れと、古い畑の記憶が穏やかに息づいています。

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