Daniele Piccinin(ダニエーレ・ピッチニン)

Daniele Piccinin(ダニエーレ・ピッチニン)は、イタリア北部ヴェネト州の山間部モンテマーロを拠点とするワイン生産者で、2006年に自身のワイナリーをスタートさせました。もともと料理人として活動していた経験を持ち、後にワイン造りへ転じた人物として知られています。公式情報では、有機的な畑仕事と自然酵母による発酵を重視し、畑から醸造までを土地に寄り添った方法で行う姿勢が示されています。

畑が位置するモンテマーロ周辺は、石灰質を含む山地の土壌が広がり、標高のある区画が多い地域です。昼夜の寒暖差が大きく、果実に酸が残りやすい環境であることが特徴です。公式記述では土壌の詳細な構成までは示されていませんが、この地域特有の地質と気候が、ワインに引き締まった骨格とミネラル感を与える要素として働いています。

ピッチニンが手がける品種には、地元で古くから栽培されてきたドゥレッラ(Durella)があり、白ワインやスパークリングワインに用いられています。また、ピノ・ネロやメルローなどの品種も栽培されています。醸造では自然酵母を使用し、清澄や濾過を避けるワインも多く、添加物を必要最小限に抑えることが特徴です。瓶内二次発酵によるスパークリングワインなど、土地に根ざしたスタイルのキュヴェが展開されています。

味わいの印象としては、ドゥレッラ由来の力強い酸とミネラル感がワインの骨格を形成し、山地特有の引き締まった風味が感じられます。白ワインはクリアで凛とした味わいがあり、赤ワインでは果実味と酸のバランスが良く、落ち着きのあるスタイルが特徴的です。自然派らしい素直で透明感のある味わいが印象に残ります。

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