Raphaël Bartucci(ラファエル・バルトゥッチ)

Raphael Bartucci は、フランス東部サヴォワ地方のビュジェ地区に拠点を置く小規模な生産者です。もともと他業種で働いていましたが、1980年代に畑を取得しブドウ栽培を開始、その後1990年代よりワイン造りへ本格的に取り組むようになりました。小面積の畑を自ら管理し、化学肥料や除草剤を使用しない自然な栽培方法を続けている点が特徴です。

畑はビュジェ地区の丘陵地帯に位置し、粘土石灰質土壌が多く見られます。標高の高い区画も存在し、昼夜の寒暖差がブドウの酸や香りに影響を与える環境です。地形は傾斜地が中心で、手作業での管理が欠かせません。この地域の地理的条件がブドウの熟度やワインの骨格に寄与していることが確認できます。

栽培される品種は主にガメイとプールサールで、収穫はすべて手摘みで行われています。醸造は自然酵母を用いた発酵が基本で、補糖や補酸を行わず、酸化防止剤の使用も必要最小限に抑えるアプローチが特徴です。ビュジェ・セルドンに代表されるスパークリングワインやロゼなど、地域の伝統スタイルを中心にしたキュヴェが展開されています。

味わいの印象としては、赤い果実のフレッシュさと軽やかな泡、やわらかな酸がバランスよく感じられます。自然派ならではの透明感と親しみやすさがあり、飲み心地の良いスタイルが多い印象があります。果実味を素直に表したワインが多く、気軽なシーンにも適した印象を与えます。

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