Jean-Marc Dreyer(ジャン=マルク・ドレイヤー)
Jean-Marc Dreyerは、フランス・アルザス地方ロゼイムに拠点を置くドメーヌです。17世紀から続く家族の畑を受け継ぎ、現在はジャン=マルク・ドレイヤーが中心となってワイン造りを行っています。長い歴史を背景に、地域に根差したブドウ栽培が続けられています。
畑ではビオディナミ農法が実践され、化学的な農薬や除草剤を使用しない管理が行われています。アルザス特有の多様な土壌に加え、区画ごとに異なる標高や地質が、ワインに複雑さと個性をもたらします。自然環境との調和を重視した栽培が特徴です。
リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリなどの品種を中心に栽培され、醸造では野生酵母による発酵が基本とされています。アンフォラや木樽を用いた熟成も取り入れられ、無濾過で瓶詰めされるワインが多く見られます。
人的介入を抑えた造りにより、土地と品種の個性が率直に表現されます。香りの重なりとともに広がる奥行きのある味わいは、静かな緊張感を帯びながら続きます。アルザスの多様な土壌の記憶が、ゆっくりとほどけるように余韻へとつながっていきます。