Nibiruは、オーストリア・ニーダーエスターライヒ州カンプタールを拠点とするワインプロジェクトです。複数の畑や地域のブドウをもとに、小規模な生産体制でワイン造りが行われています。地域に根差したブドウ栽培と、個々の区画の個性を尊重したアプローチが特徴です。
ブドウは有機的な手法で栽培されたものを中心に用いられ、化学的な農薬や除草剤に頼らない管理が重視されています。カンプタール特有の冷涼な気候と昼夜の寒暖差、そして多様な土壌が、ワインに緊張感と複雑さをもたらします。
グリューナー・フェルトリーナーやリースリングなどの品種を中心に、醸造では野生酵母による発酵が行われます。無濾過で瓶詰めされるワインも多く、人的介入を抑えた造りにより、果実と土地の個性が率直に表現されています。
引き締まった酸とともに広がるクリアな果実味が、静かな輪郭を描きます。軽やかさの中に芯を感じさせる味わいは、カンプタールの空気をそのまま映すかのように、澄んだ余韻を残します。